「投資は危ない」と思っている人の資産が減り続けている理由を解説

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私たちが生きている世界は常に「インフレ」が起きている

インフレとは、以前100円で買えたものが今では120円必要になるような物価の上昇を意味し、相対的にお金の「価値」を減らし続けています。

このインフレはゆっくりと進行するため、普段の生活ではその影響に気づきにくいかもしれませんが、残念ながら貨幣制度が発足して以来ずっと起こり続けています。

具体的には、この50年の間で日本だと「年間約3%ずつ」インフレ(お金の価値の減少)が進行しています。

ここでは分かりやすいように単利でお伝えしますが、年間約3%ということは5年で15%、つまり、

お金の価値が減り続けるということになります。

ここでは分かりやすくするために「単利」で説明しましたが、実際には「複利」で進行します。たとえば、100万円を持っていて年3%ずつ価値が減るとすると

実際にこれまでの過去を振り返ってみても30年前には大人の映画料金は1,000円だったのにも関わらず、現在では1,800円(+80%)までお金の価値が下がりましたし、東京ディズニーランド1dayパスについては1983年開業時は3,900円だったのにも関わらず、現在では10,900円までお金の価値が下がっています。

これはあくまでも一例で、食品・水道光熱費など至る所で起き続けていましたし、この減少は今後も減り続けていくと考えられています。

お札には、「1万円」と数字が書かれているので、価値が減っていることに私たちが気づいていないだけなのです。つまり、資産を現金や預金で持っておくということは、少しずつあなたの大切な資産が減るということになります。

よく間違えられる話として、

現金を株や不動産に換えることを「投資」と思われる方が非常に多いのですが、正しくは自分の資産を「何で」保有するのかその選択すべてが投資になります。

ですので、

現金や預金で自分の資産を保有することも立派な投資です。

現金や預金は流動性が高くいつでも使うことができる反面、インフレが進行するこの世界において、長期的に現金や預金で持ち続けることは自分の資産をほぼ確実に減らす投資行為になります。

巷では、投資は危ないと言われていますが、私たちからするとほぼ確実に資産を減らすことが分かっている投資(現金・預金)をしている方がよっぽど危ないのです。

投資は決してリスクがないわけではありませんが、リスクはコントロールすることができます。

インフレという避けられない現実に対抗するためにも、あなたの大切な資産を守り、
将来の資産を作っていくためにも、ぜひ正しい投資を始めていただければと思います。